皆さんは「赤ちゃんポスト」というものをご存じでしょうか?
恐らく独身の方は一生関わることのないモノです。
しかし今「赤ちゃんポスト」の需要がとても上がっているようです。
勿論施設に完璧などなくメリットデメリットが存在します。
赤ちゃんポストを使うことで「身勝手だ!」という声が寄せられたりすることもあります。
一方で「仕方がない」と擁護するような声があるのも事実です。
では「赤ちゃんポスト」のメリット・デメリットについてみていきましょう。
目次
そもそも「赤ちゃんポスト」とは何?
普通に生活していると恐らく耳にする機会が無いと思います。
そもそも「赤ちゃんポスト」とは何なのでしょうか?
赤ちゃんポストとは何らかの事情で育てることができなくなってしまった赤ちゃんを親が匿名で預けることができる施設や仕組みのことです。
望まない出産で子供を十分に愛すことができない親や交際相手と離婚して経済的に厳しくなってしまった親など様々な事情から赤ちゃんを預ける親が多いようです。
しかし赤ちゃんを産んだ限りは育て上げることが普通で預けるなんて非常識だ!という声と仕方がないという声で今まで対立しています。
勿論この議論には正解は無いと思っています。
それでも赤ちゃんポストがまだあり続けているのは親の勝手な都合などで赤ちゃんの命を奪ってしまうことを避ける目的が果たされているからです。
赤ちゃんポストの存在が沢山の親を救ってきたことも事実です。
赤ちゃんポストのメリットは?
そんな赤ちゃんポストですがいくつかのメリットがあります。
勿論メリットが無い状態でずっと存在し続けることは不可能です。
一部批判の声が上がっていてもそれを上回るほどのメリットがあるのでしょうか。
赤ちゃんポストのメリット①:命の保護
これが一番大きなメリットかなと思います。
親の都合で道端に捨てられていた事件があり結構なニュースになりました。
それを赤ちゃんポストで防ぐことができるのは大きなメリットです。
赤ちゃんポストのメリット②:選択肢が増える
赤ちゃんポストにより選択肢が増える赤ちゃんが沢山います。
引き取り相手にもよりますが預けられる前よりも良い家庭環境で育てられるようになります。
多少裕福な家庭であれば今後の人生の選択肢が大幅に増えますし、やりたいことも十分にできるようになります。
赤ちゃんポストのデメリットは?
一方で赤ちゃんポストにはデメリットも存在します。
メリットだけで成り立っている施設など存在しません。
赤ちゃんポストのデメリットを見ていきます。
赤ちゃんポストのデメリット①:預けるハードルが下がる
赤ちゃんポストの大きな特徴として親は匿名で赤ちゃんを預けることが可能になっています。
つまり誰が預けたのかわからないということです。
ポイ捨てが街で無くならないのと同じ原理で預けるときの責任感が薄くなりがちです。
「私1人くらい大丈夫でしょ」など1人1人が軽い気持ちで預けていってしまうとキャパオーバーになってしまいます。
赤ちゃんポストのデメリット②:一度預けると再会が困難
引き取り手が見つかり次第赤ちゃんは新しい人生を歩みだすことになります。
匿名で預けている以上もう一度赤ちゃんに会いたいと思ってもなかなか実現しないケースが多いようです。
引き取り手との合意が得られれば再会は可能ですが、なかなか引き取り手からの合意を得るのは難しいといわれています。
赤ちゃんポストに対する世間の声は?
親が育てられない乳幼児を受け入れる「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を運営する熊本市の慈恵病院は11日、4月に同病院の妊娠相談窓口に寄せられた中高生からの相談が過去最多の75件に上ったと発表しました。https://t.co/0Qmo62cDWZ
— 毎日新聞 (@mainichi) May 11, 2020
“グレーゾーン遺体”
“赤ちゃんポスト”
“救急車たらい回し&受け入れ拒否”患者さんの生死に関わる事を、現場の人たちが使わないような”目を引く表現”を使って視聴者の不安を煽るのが彼らのお仕事。
芸能人の不倫だけ追っかけていればいいのに。 https://t.co/ookkWPtRwq— たぬきち@顔や髭を触るな (@TOTB1984) May 6, 2020
なんと中高年からの相談もあるとのことです…。
赤ちゃんポストのメリットデメリットは?現状や設置場所は?まとめ
赤ちゃんポストのメリットは
- 命の保護
- 選択肢が増える
デメリットは
- 預けるハードルが下がる
- 一度預けると再会が困難
です。
中絶などが社会問題になっている今赤ちゃんポストは画期的なサービスだと思いますが、使い方を誤るとさらなる悲劇が起こってしまいます。
引き取り後に虐待を受けたなんてケースも散在されます。
引き取り手が適した人か、本当に預けるべき赤ちゃんだったのかをよく見極める必要がありそうです。
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